はじめまして。
タイガー丸の初投稿ブログです。よろしくお願いします。
この記事は消防士になる方や興味を持っている方に向けて書いた記事です。
消防学校とは
消防学校とは、各市町村の公務員試験(消防枠)を合格した者達が消防について教育を受けるために入校する学校となります。ここで半年間の寮生活を経て、現場(消防署)に配属となります。大体の人がこの流れで現場に配属されるのですが、稀に各市町村の予算等の関係で現場スタートから何年か経験をされて入校される方もいるので、その方はだいぶ頼りにされる存在となります。ただ現場スタートなので右も左も分からないまま火災や救助、救急事案に対応しなくてはいけないデメリットはあるかと思います。
各市町村の看板を背負い、晴れて入校となります。門をくぐると受付にいる教官から学校に入る前に氏名と所属を聞かれ、自分がどの班でどの部屋に寝泊まりするのかを確認して、学校内の部屋へと向かいます。そこで初めて班員の仲間と顔を合わせるのです。班員のスペックは後日またお話しします(こりゃまた凄い班に入ってしまったと思いました)。
午前はガイダンス。
約220人の消防士の卵達がホールに集まり、ここでテキストや個人の資機材等を受け取る運びとなっていました。一体どのようなひとが指導してくれるのだろうかとワクワクしながら待っていたのを覚えています。
主になる教官が壇上に登場するや否や、屈強な教官方(10人ほど居たかな?)がホールを囲むように左右に配置され、ピリついた雰囲気の中、ガイダンスを受けることになります。
どんな挨拶をされるんだろうと思っていましたが、主担当は少し年配の方だったこともあり、落ち着きがあり、優しい印象がありました。少し拍子抜けしたことを覚えています。
学生長(年齢が1番上の者)が入校に伴う宣誓を行なった後に、一人一人に宣誓書が配られ、サインとハンコの押印を行い、提出と言った流れになるのですが、ここでハンコを忘れてしまった者が何名か居ました。
ここでワクワク感から少し程遠い気持ちにさせられました。噂で聞いていた厳しい指導が待ち受けていました。
「ハンコを忘れた者は立て!なぜ忘れたか説明しろ!」
一人一人しっかりと理由を聞いた後、
「君達の中にはもう消防士になれない者が何人か現れたな、さてどうする?」
「お前らはもう客でもなんでもねえんだよ、消防士である前に公務員、公務員である前に社会人なんだ!」
「いいか、この先忘れ物を一つでもしてみろ。俺たちがみっちり教育してやる!」
教官の方々が怒声を浴びせ、私たちの午前中はピリついた雰囲気で終わりました。
午後は訓練礼式です。
私語をした者、礼式を間違えた者、白い歯を見せる者は全員腕立て伏せをさせられました。時には連帯責任となり、終わりがいつなのかわからない腕立てをやらされます。訓練礼式は全員制服ですので、通気性の無い衣服で行う腕立てはキツいのと同時に不快感が伴います。ワイシャツとパンツはびしょびしょ、制帽も汗が滲み、最悪のコンディションで訓練が終了しました。
午後の訓練も終わり、部屋に戻ると班員と自己紹介がてら談笑をして、大浴場に行き、その日は終わりました。
消防学校生活のたった1日が終わりましたが、これが半年間続くものなのかと嘆いている者が多数いる中、私は普通にしてれば大丈夫でしょと楽観的に思っていました。結局噂で聞いてた厳しさなんて少し盛られてるよなぁなんて思いながら、その日を終えた事を覚えています。
これからがとても辛く厳しい訓練が待ち受けているにも関わらず。
長くなってしまいました。初めての記事はいかがでしたか?また次も頑張って書ければいいなと思っています。よろしくお願いします!
コメント